15分文学「憤り」
「なんでこの人こんなに面白くない話しかできないんだろう。」
そう思う相手はだいたい中年のちょっとえらい立場のおじさんか、
もしくは自分のことをいけてると思ってる若手の男性だ。
こっちが聞きたくもない下ネタや、
自分の自慢話ばかり。
もしくは、
「女とはこうあるべき!」
と昭和な価値観を意気揚々と持ち出してくる。
それだけでももう帰りたいのに、もっとガックリくるのは
そんな話題に飛びつく周りの男性だ。
俺は家ではなにもやらないだの、
もう嫁に欲情しないだの、
1つも自慢にならないことばかり。
自分の価値を自分で下げていることに
なぜ気づかないのか。
隠れてキャバに行ったことがどうしてそんなに面白いのか、
なぜ目の前にいる人の乳のサイズを冷やかしていいと思っているのか、
まっっっったく、解せない。
男が女より偉いと思ってるんだろうね。
私があんたのチンコのサイズを人前で笑ったら、どうする?
私があんたのセックスが下手すぎて気持ちよくないからもうセックスいらないって言ったらどうする?
人を下げて笑いされるのって、いやでしょう。
女はいつでも横でニコニコ笑ってると思ってたら大間違いよ!
てことで女性のみなさん。
反撃しようじゃありませんか。
こんな男性がのさばることができてるのは、
横で慎ましく笑う役割に、イヤイヤながらも徹している、私たちのおかげ。
反撃しましょう。
面白くない、と反旗を翻してみましょう。
男が男である、というだけで偉そうにするなんて、今2017年だよ、スーパーナンセンス。
性別にも恋にも価値観にも色々あるのに
古いものを古くからあるからというだけで良しとするの、
もうやめたい。
ダメなものはダメだし
ダサいものはダサい。
押し殺してhahahaと笑うの、やめよう
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2017.8.22
テーマ「憤り」