15分文学@AKAI

今考えてることと、15分で書いた文章を時時載せてます、それからあとは心の声だだもれ日記

20代後半にして相撲にどはまりした件。スモジョシへの道

こんにちは!沖縄は今日から梅雨に入ってしまいました~…。この時期の沖縄をどう表現したら全国の皆さんに分かってもらえるか散々悩み、ようやく結論が出ました。

「沖縄中のスーパーから「除湿剤」が姿を消す季節、梅雨。」

これでいいかなと思いました、アカイです。

 

さて今日はタイトル通り、今ちょうど行われている大相撲のお話です。

 

スモジョシ(これ90%はやらないね)への道。

 

そもそも日本人で、相撲を「観戦する」という姿勢で見たことがある人って、どれくらいいるのだろう。

 

「もちろんあるわ!」という方、すみません。

 

でも、ニュースでやっているダイジェストで見ている!とか、人気のあるOR強い力士を知っているよ!とかいうレベルではなくて。

 

テレビの前で、「さあこれから相撲を見よう!ワクワク」という姿勢で観戦している人がどれくらいいるのか知りたい!

 

アカイの中では、ちょっと少ないイメージ。特に若い世代が見ているというイメージはほぼゼロ。

 

もしもアカイのイメージ通りで、ちゃんと見ているのが国民の半数以下だったとしたら、今日はこう言いのです。

 

 

 

「国民のみなさん。相撲のお時間ですよ」と。

 

 

 

 

私は昨日初めてちゃんと「観戦する」姿勢で相撲を見て、なんじゃこりゃー!となりました。

 

相撲ってなんかもう、ただただ体と体のぶつかり合い。

 

 

しかも最初のぶつかり合いの衝撃は、ダンプとダンプが衝突したんじゃないかってくらいに痛そうで激しい。

 

ズコーーーーーーン!

 

間合いを取るでもなく、ファイティングポーズをとるでもなく、開始と同時にバチコーン!と、ぶつかっていく。

 

 

めちゃくちゃ勇気がいると思う、だって超痛そう。

 

というか、絶対に痛い。

 

しかもあの、スタートのタイミング。

 

ハッキリとした合図は得になくて、二人で空気を読みながら、双方が両手を白線につけたその一瞬がスタート!

 

そうなのです。あの、耳慣れた「ハッキヨイ…ノコッタ!!」はスタートの合図ではなかった・・・!

 

 

確かに、よく聞いたら両者がスタートした直後に、行事さんは「ハッキヨイ ノコッタ!」と言っている。ちょっと調べてみた。

 

 

ハッキヨイ(発気揚揚)…気分を高めて全力で勝負しようという意味

ノコッタ(残った)…まだ土俵に「残っている」、勝負はついてない、という意味

 

 

騙されていた。完全に勝手に黙れされていたよ。

ノコッタ!で始まると思ってたわ!

 

 

ボクシングや柔道のような、重さによっての階級分けはなし。

 

勝てば勝つだけランクはあがっていき、負け続けたらランクは下がっていく。

 

レベル分けもシンプルなら、ルールも超シンプル。

 

1、先に土俵の外に出される 

2、足の裏以外の体の部位が地面につく このどちらかで負け

(禁じ手っていうものもあるみたいだけどそれはおいておいて。)

 

拳で叩くのはNGだけど、張り手はOK。

蹴りはダメだけど背負うのはOK。

 

体格が大きい方が有利かと思えば、ただ大きいだけだと自分の体重をコントロールできなくてヒザが痛そう。

 

でもだからといって小さすぎると体格差でふっとばされる。

 

刀やその他道具を使わないだけじゃなくて、リアル丸腰のこのスポーツ。

 

一体いつから?どうやってはじまったんだろう。いつだって、ウラガワが気になってしょうがない病なので、調べてみたら、色々面白すぎたので以下まとめ。

 

 

 

歴史:相撲としての人と人との勝負で一番古いといわれているものは、

野見宿禰(のみのすくね)さんVS当麻蹴速(たいまのけはや)さんの取り組み。

 

 

時代的には紀元前らしい。

 

当時、「天下で一番強いのは俺だー!」と自負する男性がたくさんいて、それを機に全国で一番強いのは誰かを競うことになる。

 

そして各方面から推薦されてきたこの二人が、天皇の前で勝負をすることになった。

 

当時は土俵もなくて、蹴りもOKだったとのこと。

 

この取り組みの結果、当麻蹴速さんはなんと亡くなってしまい、勝った野見宿禰さんはこれを機に出世していく。

 

さらにのちには、「相撲の神様」として祭られることとなるのです。

 

 

え?

 

え????

 

当麻蹴速さん・・・・死んじゃったんかーーーい!!!!!

 

まじか。

 

 

 

 

 

今でも相撲の神様=野見宿禰さんだとか。

 

まさに運命の分かれ道じゃんか。片方はなくなって、片方は神に。

 

うーん真理…。

 

 

その後、地方によってさまざまな形で相撲が行われるのだけれど、五穀豊穣や子孫繁栄を願う儀式や、吉凶を占うという要素も含んでいたようで。

 

今も力士さんたちが取り組みの前にまいている塩は、当時は儀式や占い前の場の清めとして塩をまいていたもののなごりで、今は土俵の清めの意味だそうです。

 

ははーん。

 

ちなみに現在、場所中に1日の試合でまかれる塩の量はおよそ45kg、15日間では約650㎏にもなるらしい。どんだけ清めてるんだ!

 

 

行司さん:レフェリーの役目をはたしているのが行司さん。

 

スタート時、両者のタイミングが合わなかったらやり直しをさせたりする。

 

彼らも専門の人たちで、所属は相撲部屋になるらしい!

そして、行司になるためには、専門の教育があるとのこと。

 

役目は、

「残った、残ったー!」と掛け声をかけることから、

 

取り組みの最中に力士さんのまわしが緩くなってきたら邪魔にならないように締め直してあげたり、

 

さがり(まわしと一緒につけている、ヒモみたいなやつ)が取れたときにはさっと土俵の外に出したり、

 

場内のアナウンスをしたりなど、多岐に渡る。

 

というか、アナウンスも行司さんがやっていたのか!おどろき。

 

取り組み前には、力士の名前や出身部屋の情報、取り組み後には勝った方の名前や決まり手をアナウンスしているらしい。

 

(決まり手=勝負を決めた技の名前。柔道でいうと、「今のは…背負いなげですね」が、相撲でいうと「今のは…寄り切りですね」となる)

 

でも個人的に行司さんでの仕事で一番びっくりしたのは、あの新聞やテレビでよく見る、力士さんたちの名前や試合結果が書かれた「番付表」を、手書きで書いていること!

 

しかも、毛筆による手書き。

 

 

番付表って、これですよ、みなさん。

 

 

 

すごい

 

すごすぎるわ!!!!!

 

 

一番下は細かすぎて、もはや見えない!これ手書き、しかも毛筆でってやばい。

 

 

てことで相撲ですが、観戦だけじゃない面白ポイントがまだたくさんある気配。テレビでは白鵬が開始と同時に勝利しました、9日目。

 

 

さ、みなさん

 

 

 

「相撲の時間ですよ!」

 

 

 

てことで以上!

 

 

追記2016.5.22

はくほうー!!!!

おめでとーーーーう!!!!

 

ちなみに、行司さんの中でも最高ランクの人は腰に短刀を差しているらしい。

 

そしてテレビをガン見すると、最後の白鵬の試合の行司さんは、短刀差してたー!!

 

 

相撲を違う角度から見て、どハマりした今場所でした!力士さんたち、みんなありがとうー!!!